【究極の安全資産】金(ゴールド)投資を始めるオススメの方法
みなさま、はじめまして。
群馬県在住のジョーと申します。
この記事は『究極の安全資産である金(ゴールド)投資を始めたい人向け』におすすめの投資手法をご紹介する内容となっております。
貴金属現物(金・プラチナ・銀・パラジウム)投資を始めたい方、株式や債券などの「紙の資産」ではなく、無価値になることのない「実物資産」に投資をしたい方、資産をひとつのものに集中させず、金投資をすることで資産を分散させたい方など、幅広い人たちを対象に記事を仕上げました。
これからご紹介する投資法は『金の果実シリーズ(上場信託 ETF)をこつこつ購入し、貴金属現物(金・プラチナ・銀・パラジウム)を長期資産として保有しよう』という資産運用の方法となります。
『短期間で資産を増やしたい!』と考えている方には合わない手法ですので、あらかじめご了承ください。
少し長くなりますが、金(ゴールド)投資について勉強してきた大切なことを、ギュッと全てまとめた記事になりますので、どうか最後までお付き合いください。
それではさっそく、相棒の猫さんと一緒に解説していきたいと思います。
【相棒の猫さん】
「金の果実」シリーズの特徴を学ぶ
失敗しない金(ゴールド)投資の始め方を学ぶ
- はじめに
- なぜ金が注目されている?
- 金投資の種類
- 金投資の基本
- 金・プラチナ・銀の特徴
- 金投資のメリット・デメリット
- 他の投資商品との比較
- 金価格の動向
- 「金の果実シリーズ」とは
- 「金の果実シリーズ」の魅力
- 転換(交換)の流れ
- お勧めの証券会社は「SBI証券」
- 投資(金の果実シリーズ)の始め方
- これから投資を始める皆さまへ
はじめに
元素記号はAu。比重は19.3で、金属の代表とも言える「鉄」の約2.5倍の重さ。硝酸と塩酸を混ぜた特殊な酸「王水」を除いては溶けない性質を持ち、その黄金の美しい輝きは何百年も何千年も決して失われることはありません。
人類がこれまでに掘り出した「金」の総量(地上在庫)は約18万トンに上り、オリンピックサイズ・プール(国際水泳連盟が定めた近代オリンピック仕様のプール)で約4杯分と言われています。
こうした性質と希少性から「国境を越える通貨」とも「永遠不滅の資産」とも言われているのです。
また、金属の中では展性・延性・導電性に優れ、薄くすると1万分の1ミリの金箔にすることができ、引き延ばすと1グラムの金で約3,000メートルの糸(金線)にすることも可能。伝統工芸品、アート、電子部品を造る上でも欠かせない貴重な素材となっています。
なぜ金が注目されている?
金は、株式や債券などとは違い、そのもの自体に価値がある「実物資産」として認められつづけてきた長い歴史があり、その歴史において、金は一度も「無価値」になったことがありません。
一方、預貯金、株式、債券などの「紙の資産」は、そのもの自体に価値があるのではなく、発行企業や発行国の信用あるいは業績によって価値が決まります。
そのため、世の中が安定し経済が好調なときには「紙の資産」の価値は上がりやすく、世の中が不安定で経済が不調なときには「実物資産」の価値が上がりやすい、ということが言えます。
したがって「紙の資産」の価格と「実物資産」の価格は反対の値動きをすることが多いのです。
こうしたことから金は中長期的に見て「紙の資産」の目減りをカバーしてくれたり、極端な例では発行体の破綻で株券や債券が紙くずになるような厳しい環境下で価値を維持してくれるため、注目されているのです。
【先物価格が史上初めて6,000円を突破】
出典:ANN
金投資の種類
金投資と一口にいっても、資産保全向きの「金地金」から積極的に売買益が狙える「金先物取引」まで、さまざまな方法があります。それぞれどんな特徴やメリット・デメリットがあるのかを見てみましょう。
出典:三菱マテリアル
金地金は、価値の高い純金を保管しやすいようにコンパクトに固めたもので、ゴールドバー、インゴットとも呼ばれています。1~500g、1kgのサイズがあります。
注意したいのは、500g未満の場合はバーチャージと呼ばれる加工手数料が買う時も売る時もかかること。
このため、「まとまった資金で金に投資したい」という場合は1 kgがお得です。最もシンプルで効率的な投資法といえるでしょう。
金地金の取扱会社には、地金商、金属メーカー、商品取引会社などがありますが、販売価格はマチマチ。というのも、金地金の流通コストやマージン(販売価格と買取価格の差)が各社で異なるからです。
この中で、1kgの金地金を一番割安に買えるのが商品取引会社です。金地金を必要に応じて金市場(業者間による相対現物市場)から直接取り寄せているため、在庫保管料などの余分なコストがかからず、投資家にとって有利な価格で販売しています。
◇メリット◇
・価格は純度と重量のみで決まるため
ジュエリーのようにブランドや
デザインに左右されない。
・世界中のどこでも時価で換金できる。
・購入した価格よりも値上がりすれば
差益を得られる。
・保有していても税金はかからない。
◇デメリット◇
・500g未満の売買にはバーチャージがかかる。
・盗難や紛失リスクがあり
銀行の貸金庫などで安全に保管するには
コストがかかる。
・保有していても金利や配当が付かない。
出典:三菱マテリアル
毎月一定額ずつ金を購入し、積み立てていくのが「純金積立」です。投資金額は月々1000~3000円程度から自由に決められます。
購入代金は金融機関の口座から引き落とされ、積み立てた金は取扱会社が保管してくれるので、手間がかかりません。
定額で購入していくため、金価格が高いときには少なく、安いときには多く買えることになり、平均購入単価を抑える「ドル・コスト平均法」の効果が期待できます。
いつ買うのが一番いいのかなど投資タイミングに悩まなくていい点もメリットといえるでしょう。
【ドル・コスト平均法】
出典:第一商品
◇メリット◇
・少額から気軽に金を積立購入できる。
・購入や保管に手間がかからない。
・「ドル・コスト平均法」の効果で
平均購入単価を抑えられる。
◇デメリット◇
・年間の口座管理料(数百~数千円程度)や
購入手数料(毎月の購入額の数%)がかかる。
・少額の積み立てだと1kgを貯めるのに
時間がかかりすぎるため、資産保全の効果が
期待できない。
出典:三菱マテリアル
「少額でも金地金を手元に置いておきたい」、「将来、小分けして分配したい」という人に便利なのが「金貨」です。
金の単位は「トロイオンス(以下、オンス)」で、1オンスは約31.1035gです。金貨のサイズは、1オンス、2分の1オンス、4分の1オンス、10分の1オンスの4種類あります。
500g未満の金地金にかかるバーチャージのような手数料がないため、小口投資なら金地金よりも金貨の方が低コストといえます。
金貨の販売価格には鋳造コストなどのプレミアムが上乗せされていますが、買取価格にも同じように上乗せされているため、負担にはなりません。
最近では相続対策として金貨を買い求めるが人が増えています。古くからヨーロッパでは、子供の誕生日に金貨を購入し、独り立ちするときに持たせるという習慣があるとか。
不動産は分割するのが大変ですが、金貨なら小分けしやすく、子供や孫に分配しやすいというメリットがあります。しかも、保有していても不動産のような固定資産税はかかりません。
◇メリット◇
・少額でも金地金を手元に置ける。
・小分けして子供や孫に分配しやすい。
・バーチャージがかからない。
◇デメリット◇
・盗難・紛失リスクがある。
・傷がつくと価値が下がる。
出典:三菱UFJ信託銀行
金ETFは、円建てやドル建ての金現物価格、金先物価格に連動する上場投資信託です。
最大の特徴は、通常の株と同じように証券取引所(東京証券取引所1部)に上場しているため、リアルタイムの値動きを見ながら取引できることです。
証券会社を通して簡単に売買できるため、株取引に慣れていない人でも始めやすい金投資といえるのではないでしょうか。
一般に1口4000~1万円台程度という少額から投資できるのもメリットです。価格が下がったときに買い増したり、上がったときに一部を売って利益を確定したりと、値動きに応じて機動的に売買できます。
また、信託報酬(投資信託を管理・運用する費用)と売買手数料の2つのコストがかかりますが、他の金投資商品に比べて低コストなのも特徴です。
一般に信託報酬は純資産総額の0.4~0.8%程度。売買手数料は証券会社や購入額などによって異なります。
金ETFは、金地金の裏付けのあるものと裏付けのないものの2つに分けられます。裏付けのあるETFでは金地金が保管会社で厳重に管理されているため、万一、ETFの発行体が破綻しても資産は守られます。
資産保全を目的として中長期保有するなら、金地金の裏付けのある金ETF『金の果実シリーズ』をおすすめします。
【金ETFとは】
出典:第一商品
◇メリット◇
・株と同じように機動的に売買できる。
・1口4,000円~1万円台程度
という少額から始められる。
・コストが安い。
・盗難や紛失リスクがない。
◇デメリット◇
・株取引が初めて、という人にとっては
金ETFの仕組みが理解しにくい。
出典:第一商品
金先物取引は、東京商品取引所(TOCOM)に上場されていて、株やFXと同じようにリアルタイムの値動きを基に金を売買して差益を狙う金融商品です。
株の売買は証券会社が仲介していますが、金先物取引の売買は商品取引会社が仲介しています。
大きな特徴としては、株の信用取引やFXと同じ証拠金取引のため、少額の資金を担保に大きなリターンを狙えることです。
証拠金取引とは、取引会社に証拠金を預け、それを担保に大きな金額を取引する方法です。
◇メリット◇
・少ない資金(元手)でハイリターンが狙える。
・短期間でも差益を狙いやすい。
・金価格の上昇・下降両局面で利益を狙える。
・保有している金地金のリスクヘッジ
にも利用できる。
・金地金(1kg)を受け取る
「受渡決済」も選択可能。
◇デメリット◇
・商品先物取引の基本知識を
身につけることが必要。
・十分なリスク管理が必要
(投下資金を上回る損となる恐れがある)。
金投資の基本
守りの資産と呼ばれるほど、安定した価値を持つ「金」。
金投資による、より安定的な資産形成のために『3つの心得』と『投資のリスク』をチェックしましょう。
出典:三菱マテリアル
心得 その1
金投資に対する取り組み方は、プロのディーラーと一般投資家とでは大きく異なります。
プロのディーラーの場合は短期的な値動きを利用して利ざやを稼ぎ出すことを目的に金を売買していますが、一般投資家にとって金はあくまでも長期の資産であり、守りの資産であるからです。
以前は値上がり期待で金を買われるケースも多かったようですが、最近の傾向としてはあくまで資産保全として買われるケースが大勢を占めています。
国際情勢の先行きの不透明さ、将来の年金不安などがあることは言うまでもないでしょう。多少の相場の変動にもあわてず長期にどっしりと構えていられる点が、一般の投資家にとっての優位性なのです。
何しろペーパー資産と違って金は実物資産、つまり無価値になることはありません。だから値が下がれば上がるまで待てばよいのです。
ただそうは言っても、日々価格が変動しているのは事実です。乱高下しながら上昇カーブを描いたり、その反対に乱高下しながら下降カーブを描いたりしますから、いくら無価値にならない資産だからと言っても、価格変動リスクを全く無視するわけにもいきません。
仮に金価格が上昇基調にある場合でも、近い将来使う予定のある資金を投入するようなことは控えるべきでしょうし、もちろん資金を借り入れして投入することなど論外です。
なぜなら期限付きの資金をあてて金投資を行うと、金価格が高くても安くても否応なく売却しなくてはならなくなるからです。高値で買って安値で売るなど、誰もしたくないに違いありません。
繰り返しますが、金は株式などのペーパー資産と異なり無価値になることはありませんし、不動産などと異なり保有するだけでは税金がかかることもありません。
その意味で金はもともと長期保有に適した資産ですから、その特質を生かしてあくまでも長期保有を前提に余裕資金をあてることを心掛けてください。
心得 その2
金価格は日々上がったり下がったりします。特に円建ての国内金価格は、ドル建ての国際金価格の変動に連動しているだけでなく、円ドル為替相場変動の影響も受けるため、明日の価格を誰も正確に予測することはできません。
買った翌日に上がることもあれば、反対に下がることもあります。可能性としては、どちらも半々ですから、目先の値動きばかりを追っても労ばかり多くして、あまり実りのあることとは思えませんし、何より精神衛生上よくありません。
しかし、それでも金価格が日々変動することに変わりはありません。金価格はマーケットが決めるものなので、これは避けようがありません。
そのため金と付き合う場合には、まず「価格が変動すること」をしっかり受け入れることが大切でしょう。その上で金を買う場合には、価格が変動しても大きなマイナスにならないような取り組み方をすればよいということでしょう。
そのヒントとなるのが「分散投資」という考え方です。一般に言われる分散投資とは、資産をひとつのものに集中させず【預貯金、保険、不動産、株式、債券、金など】性格の異なるものに分散して保全しようという考え方です。
ここでのポイントは「同じものに集中させない」ということであり、分散の対象は「資産の種類」です。これをどのように応用するかと言えば、ポイントを「同じ時期に集中させない」こととし、分散する対象を「購入の資金」にするということです。
つまり、一度に大枚をはたいて買うと、仮に将来さらに大きく値下がりして買い時と思っても身動きが取れなくなるのです。
しかし、最初から買う時期も資金も数回に分散することを前提にしておけば、仮に将来大きく値下がりしても買い足すことができます。そうすれば購入単価は平均化され、値下がりリスクを低く抑えることができます。
これは株式投資でいう「ナンピン買い」と呼ばれるものですが、この方法はいかなる状況でも無価値になることのない実物資産の金にこそふさわしい買い方です。
なお、手持ちの保有金を売却する場合も同様で、売却する時期や売却量を分散することが望ましいでしょう。金は無価値になることはありません。
しかし高値で買って安値で売るなどということは喜ばしいことではありません。
金投資に取り組む場合の心得として「長期保有を前提に余裕資金をあてる」ことと同様に、ぜひこの「時期と資金を分散して買う」ことを心掛けてください。
心得 その3
金には2つの顔がある、とは昔から言われていることです。
ひとつは価値ある宝飾品すなわち「商品としての顔」であり、もうひとつは実物価値を持った「マネーとしての顔」です。
需給動向の影響を受けやすいのが「商品としての顔」、国際情勢の影響を受けやすいのが「マネーとしての顔」ということになります。
この点は金と他の資産との大きな違いでもあります。
ところで、金価格は需給動向によって決まると言われます。その一方で、金価格は国際情勢を反映して変動するとも言われます。どちらも正しい見方であり、それぞれ間違いではありません。
しかし先の金の持つ二面性との関連で言えば、金価格の中長期トレンドは需給動向によって決まり、短期の価格動向は国際情勢によって左右されやすい、と考えると分かりやすいでしょう。
特に、国際情勢が緊張する局面では、売買差益を狙った投機マネーの動きが活発になることが多く、短期的に値動きが荒くなりがちです。
わずか数か月で円建て金価格にして200~300円/g程度動くことも珍しいことではありません。
しかし投機マネーは金を長期保有しようと考えているわけではありませんから、先物で買われた金は早晩売られることになり、短期間で手仕舞われます。
そのため勢いよく急騰した価格に限って短期間で急落することがあります。つまり有事などを材料に価格が急騰しているような場面では、注意が必要だということです。
実物資産の金は株式や債券などと異なり、無価値になることがありません。どれだけ保有していても固定資産税のような税金がかかることもありませんから、これほど長期保有に適した資産はありません。
従って金を長期資産として保有したいとお考えの方は、短期の値動きに惑わされることなく、できるだけ長期の価格推移を見るように心掛けたいものです。
その際には、世界の金の需給動向も大いに参考になるはずです。
リスク その1
金は市場の取引状況によって価格が上がったり下がったりします。売買のタイミングによって利益が出ることもある反面、損失が出ることもあるので、金には価格変動リスクが付きものです。
なお、金のほかに価格変動リスクを持つ資産には株式、不動産などがあります。
リスク その2
金は国際的にはドル建てで取引されています。日本国内で金を売買する場合には円建てとなるので、国内の金価格は円ドル為替相場の影響を受けます。
国際金価格に変動がなくとも、円高になれば国内の金価格は下がりますし、円安になれば国内の金価格は上がるので、金には為替変動リスクが付きものです。
ちなみに、外貨預金、外国株式・債券、外国の不動産など、外貨建て資産に分類される資産は全て為替変動リスクを持っています。
リスク その3
必要な時に容易に現金化できる資産であるかどうかは資産選択のひとつのポイントとなります。現金化するのに手間や時間や手数料がかかる資産は流動性リスクが高いと捉えておくべきでしょう。
金の売買には500グラム未満では手数料がかかりますが、500グラム以上では手数料もかかりませんし、手間や時間も大してかかりません。流動性リスクは低いと言ってよいでしょう。
その一方、流動性リスクの高い資産としては不動産、定期預金、生命保険などがあります。
リスク その4
資産は大きく二つに分類することができます。ひとつは「信用」をベースに発行されている「ペーパー資産」、もうひとつはそのもの自体に価値がある「実物資産」です。
金は希少性という独自の価値を持つ実物資産ですので、信用リスクとは全く無縁です。不動産も実物資産ですから同様に信用リスクはありません。
その一方、預貯金、保険、年金、株式、債券などは、いずれも「信用」をベースに発行されている資産です。
経済が好調で、その発行母体の実績がしっかりしていれば問題なく資産の主役としての働きをしてくれますが、母体の業績が悪化したり信用が低下すると、そうした資産の価値は目減りすることになります。
金・プラチナ・銀の特徴
これまで採掘された金はプール約4杯分!!
金は「限りある希少性の高い資源」です。
人類がはじめて金を手にしたのは、今から6,000年前だと言われています。そして、今日に至るまで貴金属として愛されてきたのは、その輝きとともに、希少性の高さがあります。
これまで金が採掘された総量はわずか約190,040トン。これは、国際基準プール約4杯分しかないのです。
現在、金は年間3,000トン前後のペースで産出されており、その他、市場からの回収などによって供給される量と合わせて年間で約4,500トン前後で世界の需要がまかなわれています。
金は、宝飾用、地金、金貨のほか、ハイテク産業用の資源として重要な役割を果たしています。しかし、現在地球に埋蔵されている金は約54,000トン程度。
しかも、その大部分は採掘が困難な場所にあり、近い将来は、地上にある在庫を再利用する以外に手段がなくなると言われています。
出典:田中貴金属工業
金は、10年先、20年先を見据えた「長期的な資産保全の手段に適した実物資産」です。
世界で取引される金には価格変動があります。
しかし、インフレにより貨幣価値が目減りした際には、金の価格は上昇し、デフレによって信用不安が起きた際には、実物資産として金が支持されるため、長期的な視点で見ると「価格は安定」しています。
金が、長期にわたって資産の価値を保全できるメリットがあると言われるのはそのためなのです。
短期的な値動きを期待するだけでなく、10年、20年先の資産を保全する手段として、余裕のある資金で金を購入する。それが、金が持つ資産としての有利性を活かす最大のポイントだと言えます。
プラチナは「希少性がきわめて高い」貴金属です。
プラチナは、遠い昔、地球に飛来した隕石によってもたらされたとの説が有力で、採掘量が限られています。世界のプラチナの年間供給量は約200トン。
これは金の約1/19です。
また、有史以来の総生産量も、約7,200トン(田中貴金属推定)。これは、金の約1/26の量。その希少性の高さは金を、はるかにしのぐのです。
【プラチナの生産量と用途】
出典:田中貴金属工業
プラチナは金よりも「特定の地域に偏在する貴金属」で、採掘量の約90%を南アフリカとロシア、北米などの限られた場所でしか供給されていません。含有量も、原鉱石1トンから約3g(およそ小さな指輪1つ分)しか採取できません。
プラチナは、宝飾品としてだけでなく資産用としての魅力も備えた貴金属です。
希少価値が高く、美しい輝きを持つプラチナは、宝飾品としても高い人気を誇っていますが、近年は資産用としても注目を集めています。
じつは、現在、プラチナは60%を超える量が工業用として利用されており、化学、コンピュータ、医療、バイオなど、多岐にわたる最先端分野でなくてはならない貴金属なのです。
たとえば、自動車の排気ガスを抑える浄化触媒など、地球環境を支える最先端技術にも使用されています。
プラチナは「金よりも地球上に量が少なく」市場規模が小さいのも特徴です。そのため、世界の経済や社会情勢によって価格が大きく変動することもあります。
価格変動は金よりも大きく、資産保全だけでなく、投資素材としての魅力も十分に備えた貴金属であると言えます。
金と同様に、人類が扱ってきた貴金属として長い歴史がある、銀。かつては金よりも産出量が少ない時期もあり、その希少性ゆえに金と並び主要通貨として使用されていました。
現在でも宝飾品や食器に用いられるなど、長い歴史の中で培われた普遍的な価値で世界の人々を魅了しています。
銀は、金と同じようにそれ自体が価値を持つ実物資産です。貨幣や株、債券は、経済状況の悪化などでその価値がなくなりますが、銀は常に価値を保ち、ゼロになることのない信頼性の高い資産で、世界中どこでも換金が可能です。
【金・プラチナ・銀 まとめ】
金投資のメリット・デメリット
金投資では金の持つ特徴が、そのまま金のメリットになります。世界情勢の変化に強く、株安や紛争、テロなどが起きると安全資産として金を買う人が増えるため、逆に価値が上がる傾向が多いのです。
金投資のデメリットとして挙げられるのは為替変動リスクです。
わかりやすく例えるなら海外からの輸入品と同じで、日本円の価値が上がる円高では国内の金価格は下がり、日本円の価値が下がる円安では国内の金価格は上がります。
・鉱物なので存在量に限りがあり
無価値にならない
・世界で価値が共通
・金は「インフレに強い」資産
・経済有事の備えになる
・子や孫に資産として継承できる
・金の取引は米ドルで行なわれるため
国内の金価格は為替の影響を受ける
・預貯金や株式と異なり利息や配当を生まない
金投資に向いているのは『短期の利益を期待するよりも現在の資産価値を守りながら長期的視点で投資をしたい』と思う方です。
世界同時株安や世界各地で起きる紛争やテロなど、世界情勢は不安定で突然起こる不測の事態を予想することは困難です。
このような時代だからこそ世界共通の価値を持ち『無価値になることのない金投資』をおすすめします。
【コロナウィルスの影響で最高値を更新】
出典:TBSニュース
他の投資商品との比較
金投資の特徴を踏まえ、金以外の主な投資商品とのメリット・デメリットを確認していきます。
◇メリット◇
信用リスクがない(無価値にならない)
値動きに左右されずインフレ対策ができる
◇デメリット◇
円建て価格は為替の影響を受ける
利息や配当を生まない
◇メリット◇
値上がり益を狙える
配当や株主優待を受けられる
◇デメリット◇
いつ、どの銘柄を、いくら取引すべきか
の判断が難しい
ある程度まとまった購入資金が必要
◇メリット◇
少額から設定し、幅広い銘柄に投資できる
◇デメリット◇
元本保証がない
ファンド選びの情報収集に時間がかかる
手数料などの費用がかかる
◇メリット◇
金利下限が預金に比べて高金利
元本割れの心配がほぼ無い
購入は1万円から可能
半年ごとに利息を受け取れる
◇デメリット◇
中途換金時に、額面金額から
直前2回分の利子相当分の金額が
差し引かれる
◇メリット◇
為替差益を狙える
日本に比べ金利の高い国の通貨で預金することで
より多くの利息を受け取れる
外貨建てでは元本と利息が保証される
◇デメリット◇
円に交換する時の為替レートによっては
差損を被るリスクがある
通常交換には手数料がかかる
◇メリット◇
少額で大きな取引ができる
外貨との間の金利差によっても利益
(スワップポイント)が受け取れる
レバレッジ効果で高額の収益が期待できる
◇デメリット◇
為替相場が不利に動けば大きな損失を出す
◇メリット◇
比較的安定した収入が見込める
値動きに左右されずインフレ対策ができる
◇デメリット◇
大きな資金が必要
管理にも手間と費用がかかる
容易に現金化できない
固定資産税などがかかる
火災・自然災害のリスクがある
目的に合った投資手法を取るのがポイントにゃ✨
金投資を手軽に始められる「金の果実」シリーズで「守りの資産」として金をポートフォリオ(金融商品の配分)の一部に加えることをおすすめします。
金価格の動向
金価格はアメリカを中心にヨーロッパなど世界市場に影響力をもつ国々の政治や経済状況に左右されますが、米ドルや株価が下落した時には安定資産としての力を発揮し、値上がりする傾向があります。
金の購入が資産防衛の手段と捉えられてきたことが過去の値動きからも確かにうかがえます。
【金価格(長期推移)1978年~2020年】
出典:三菱マテリアル
これまでに、金(ゴールド)に関することを勉強してきたけど、結局どれに投資すればいいにゃ?
三菱UFJ信託銀行が発行している上場信託(ETF)、「金の果実」シリーズ(金・プラチナ・銀・パラジウム)がおすすめだよ。
どんな商品か、教えて欲しいにゃ🎶
「金の果実」シリーズについて、詳しく説明するね。
「金の果実シリーズ」とは
出典:三菱UFJ信託銀行
「金の果実」シリーズとは貴金属を裏付けとした上場信託(ETF)です。
三菱商事(株)が金・プラチナ・銀・パラジウムを拠出し、三菱UFJ信託銀行がそれらの貴金属現物を裏付けとする受益権(ETF)を発行しています。
※東京証券取引所に上場しています。
出典:三菱UFJ信託銀行
純資産残高は順調に推移しています。
4商品(金・銀・プラチナ・パラジウム)合計で残高は2020年現在で1,000億円へと、10年で上場時の35億円からおよそ30倍以上に増加しました。
出典:三菱UFJ信託銀行
【商品概要】
「金の果実」シリーズは、上場以降の純資産残高の伸びや高い流動性に加えて、ユニークな商品性などが高く評価され、国内外でアワードを受賞しています。
出典:三菱UFJ信託銀行
2015年には、英国拠点のオンラインメディア“Global Fund Media ”社主催の「ETF Express Global Awards」にて「Best Commodity ETF Manager」を受賞しました。
これはETF Express読者である、投資家や証券会社の投票により受賞に至ったものです。
出典:三菱UFJ信託銀行
アジアにおけるETF業界誌、“Asia Asset Management”の「Best Of the Best Awards 2016」を受賞しました。
国内のみならず、海外からも「金の果実」シリーズは評価され、ますます注目されております。
出典:三菱UFJ信託銀行
「金の果実シリーズ」の魅力
出典:三菱UFJ信託銀行
貴金属上場信託(「金の果実」シリーズ)は、三菱商事(株)が信託委託者として貴金属現物(金・プラチナ・銀・パラジウム)を拠出し、三菱UFJ信託銀行が貴金属現物を信託財産として国内に保管のうえ、東京証券取引所に受益権を上場する、日本初・新しいコンセプトの商品(受益証券発行信託)です。
一定口数以上受益権をお持ちの投資家の皆様は、転換(交換)により、実際に金・プラチナの「ずっしり」とした質感を感じることもできます。
①比較的少額から投資可能
投資家の皆様は、本商品をお取引先の証券会社を通じ、東証にて株式や他のETF取引同様に、売買ができます。
指標価格は、投資家の皆様に馴染みのある「グラム/円」単位です。
各商品の最低取引単位は、一口からとなっており、比較的少額からの投資が可能です。
特定口座および信用取引制度の対象商品となります。
②貴金属現物投資と同様の効果が得られる
転換(交換)を通じて、投資家の皆様には、金・プラチナの現物を1kgから実際に取得することができます(一定の条件があります)。
③貴金属現物に裏打ちされた受益権
信託財産である貴金属現物は日本国内の倉庫に保管されています。
貴金属現物の専門家である三菱商事(株)が委託者として現物を拠出し、信託ノウハウを有する三菱UFJ信託銀行が信託財産として、貴金属現物を保管します。
投資家の皆様は、現物を保有するコスト、手間暇(金庫の用意等、防犯・管理負担)を省くことができます。
裏付けとなる貴金属現物を国内に保管しています。
国内に上場している貴金属ETFの中で、貴金属現物が国内に保管されているものは、「金の果実」のみです。
【貴金属現物を国内に保管】
出典:三菱UFJ信託銀行
身近な証券会社で「株式と同様に売買」できます。
身近な証券会社で購入が可能です。ネットを活用すれば、手軽にお取引できます。
指値取引が可能です。信用取引で売りから入ることも可能です。
証券税制が適用されます。
小口から投資が可能です(純金信託「金の果実」であれば数千円程度から投資可能です)。
出典:SBI証券
ETF受益権と引き換えに、一定の条件で金・プラチナ現物に転換(交換)可能です。小口転換取扱証券会社にお申込いただくと、現物をご自宅まで発送いたします。
国内に上場している貴金属ETFの中で、日本国内で転換(交換)が可能なものは、 「金の果実」シリーズのみです。
【ご自宅まで発送】
出典:三菱UFJ信託銀行
転換(交換)の流れ
出典:三菱UFJ信託銀行
この貴金属上場信託は、日本で初めて、投資家の皆様が一定の受益権口数をお持ちであれば、受益権と引き換えに貴金属地金の現物を受け取ることを可能としています。この手続きのことを「転換(交換)」といいます。
転換(交換)手続きは、小口転換と大口転換の二種類をご用意しました。小口転換は、金とプラチナの二銘柄のみご利用が可能で、大口転換は全ての銘柄でご利用いただけます。
小口転換は、信託受託者が定める一定の受益権口数を保有している日本居住の投資家が、「小口転換取扱証券会社」に、転換(交換)の申込みをすることで、金またはプラチナの1kg地金を一回の手続きで1kg以上5kgまで(1kg単位)、受け取ることができるという手続きです。
国内居住の受益者様から
金1kgについて
転換請求をいただいた場合↓↓
出典:三菱UFJ信託銀行
①受益者様⇒小口転換取証券会社に金地金1kgへの転換をご請求頂きます。
②証券会社は、三菱UFJ信託に対して、転換請求者情報を取り次ぎます。
③三菱UFJ信託は、証券会社を通じて、受益者様に実際にかかる費用をご請求致します。
④三菱UFJ信託銀行から三菱商事RtMジャパンに金地金発送の連絡を致します。
⑤三菱UFJ信託銀行側から受益者様に金地金を発送致します。
小口転換のお申込みは、小口転換取扱証券会社所定のお申込書(方法)でお申込みいただくことになります。
出典:三菱UFJ信託銀行
金またはプラチナの地金は、お送りする地金の準備ができ次第、宅配便または郵便で、投資家ご本人の住所にお送りします。
その場で、本人確認を実施のうえ、お引渡しをします。
出典:三菱UFJ信託銀行
(※注※)原則として転換の受付日から金が14営業日以内、プラチナが30営業日以内に発送します。
◇カブコム証券
◇三菱UFJモルガン・スタンレー証券
◇SBI証券
お勧めの証券会社はどれにゃ?
おすすめは『SBI証券』だよ。
出典:SBI証券
お勧めの証券会社は「SBI証券」
出典:愛知銀行
証券口座とは、株や投資信託(ファンド)、ETF(株や債券等の集合体)を買うのに必要な投資用口座のことです。
金の果実シリーズ(上場信託 ETF)の購入をご検討されているなら、小口転換取扱証券会社であり、あらゆる分野で平均点を超えるオールマイティな『SBI証券』をおすすめします。
参考までにネット証券口座のシェアデータを添付します。
SBI証券は、ネット証券5社の中で口座開設数No.1です。
【ネット証券数の比較】
出典:SBI証券
・本物の「金」などへ交換ができるので安心。
・少額から「金」などへの投資ができる。
(金なら4,000~5,000円程度)
・取引所に上場しているため
株式同様リアルタイムで
気軽に売買ができる。
・税制が株式の取引と同じなのでわかりやすい。
(特定口座の対象になります)
「純金上場信託<金の果実>」または「純プラチナ上場信託<プラチナの果実>」を一定口数以上保有されているお客様は、現物転換により、金・プラチナの「ずっしり」とした質感を味わうこともできます。
※1回のお手続きで1kgから5kgまで(1kg単位で)お受取りいただけます。
【国内貴金属ETF「金の果実」シリーズ】
出典:SBI証券
金投資を始めるなら、お勧めはSBI証券です。
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投資(金の果実シリーズ)の始め方
まとめに入ります。
『究極の安全資産である金(ゴールド)投資を始めたい』という人にとって、おすすめの投資手法は以下の通りです。
↓投資を始めるステップ↓
金(ゴールド)投資を始めるなら
おすすめは【SBI証券】
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◆金へ投資する商品◆
・純金上場信託(金の果実)
出典:三菱UFJ信託銀行
◆プラチナへ投資する商品◆
・純プラチナ上場信託(プラチナの果実)
出典:三菱UFJ信託銀行
◆銀へ投資する商品◆
・純銀上場信託(銀の果実)
出典:三菱UFJ信託銀行
◆パラジウムへ投資する商品◆
・純パラジウム上場信託(パラジウムの果実)
出典:三菱UFJ信託銀行
将来のために、こつこつと気長に投資を続ける。
以上となります。
これから投資を始める皆さまへ
これまで、貴金属現物(金・プラチナ・銀・パラジウム)投資について紹介・解説してきました。
金・プラチナ・銀・パラジウムか、迷われることと思いますが『将来のためにこつこつと堅実に資産を守りたい』という目的においては間違いなく金(ゴールド)が『最適解』になりますので、少額からでも良いので実際に始めてみることが大切だと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
金(ゴールド)投資以外の資産運用の方法も知りたい、という方は下記の6記事をおすすめしていますので、是非お読みください。
世界水準の資産運用を(あなたの代わりに)すべて自動で行ってくれるサービスに興味がある方は、こちらの記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
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高配当株投資で『不労所得を得る方法』に興味がある方は、こちらの記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
少額(1万円~)始められる『不動産投資』に興味がある方は、こちらの記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
希少性の高い(発行上限数が2,100万枚)『ビットコイン投資』に興味がある方は、こちらの記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
自分に合った自動売買プログラムを選び、少額から『FX自動売買取引』を始めたい方は、こちらの記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
私からみなさまへお伝えできることは、これで全てとなります。
1.5万字を超える長文を読んで頂き、誠にありがとうございました。
なにか質問などありましたら、お気軽にご連絡ください。
猫さんと一緒にお待ちしております。
待ってるにゃ✨
本記事の内容が、みなさまの資産形成の一助となれば幸いでございます。