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投資(お金)の勉強120 【なぜ「米国集中投資」ではなく「国際分散投資」を選んだのか?】

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ただいまにゃ~

お帰りなさい(*^^*)

どこへ行ってたの??

駅のそばの本屋に行ってたにゃ

そうなんだぁ

「アメリカ(S&P 500)に投資をしよう」と書かれた本が多かったにゃ

世界中の投資家が

アメリカに期待している証拠だね!

そういえば、ジョーはなぜ、つみたてNISAの商品を、「全米株式」ではなく「全世界株式」を選んだにゃ??

ジョーの運用商品

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の画像検索結果

出典:楽天証券

それはねえ・・・

順番に説明するね(^_-)

よろしく頼むにゃ✍

全世界株式(国際分散投資)を選んだ理由

少し古いデータになるが、2018年1月から10月末までのリターンを見ると、7つのETFのうち、米国株(VTI)だけが好調だった。

各ETFの2018年1月から10月末までの騰落率

出典:WealthNavi

こうした状況を見て「わざわざ国際分散投資するよりも米国株だけに投資した方がよいのではないか?」と思う人がいるかもしれない。

確かに、2018年の年初から10月末までのリターンだけを見ると、米国株だけを買っていればよさそうに見える。

それでは、米国株はこれからもずっと好調なのだろうか。

下記のデータは「7つの資産クラスの年間リターン」を比べたものだ。

このデータでは、2009年から2018年の、毎年のリターンが高かった順に資産クラスを並べている。

7つの資産クラスのリターンの順位は、毎年異なっていることがわかる。

つまり、ある年にリターンが高かったからと言って、翌年もそうだとは限らないということ。

資産クラスごとの2009年から2018年(※1)の年間リターン

出典:WealthNavi

リターンの順位は毎年バラバラ

たとえば2017年は、新興国株のリターンが+31.5%と最も高く、日欧株(+26.4%)、米国株(+21.2%)と続く。

少し遡って、2011年を見てみると、最もリターンが高かったのは物価連動債(+13.3%)で、(+9.6%)、米国債券(+7.7%)、不動産(+5.5%)と続く。

リターンの高い資産クラスは、2017年とはまったく異なっていることが分かる。

7つの資産クラスのうち、「リターンが1位の資産クラス」「リターンが最下位(7位)の資産クラス」だけをみても、顔ぶれは毎年のように変わっている。

1位」と「最下位(7位)」だけを抜き出したのが下図。

WealthNaviが投資する7つ資産クラスのうち年間リターンが1位と最下位の資産

出典:WealthNavi

たとえば、2012年と2017年のリターンが1位だった「新興国株」は、2011年と2015年は最下位だった。

新興国株は、いいときは高いリターンをもたらすものの、マイナスになったときの下落率も大きく「ハイリスク・ハイリターン」であることが分かる。

2018年の年初から10月末までのリターンがプラスだった「米国株」についても、これから先ずっと同じように好調とは限らない。

米国株のリターンが、ほかの資産と比べて低くなる年が訪れる可能性も考えておくべきだろう。

例えば、リターンを高くすることだけを考えてひとつの資産に集中投資すると、予想が外れて大きく損をするリスクも背負うことになる。

これは米国株に限った話ではない。

私が米国株集中投資ではなく、さまざまな国や地域に幅広く投資しているのは、その年の世界経済の状況にかかわらず、「安定的に資産を成長させていくことを狙っている」から。

一つの資産に集中せず分散投資をすることで、大きく儲ける可能性は低くなる一方、大きな損失を出すリスクも抑えられる

世界のプロも分散投資

ところで、もしこの先1年間で最もリターンが高くなる資産が何かわかっていれば、次の1年間は、すべての運用資金をその資産に投資すれば良いということになる。

2018年は米国株のリターンが一番良い」と確信していたなら、米国株だけに投資すればよかったのかもしれない。

金融のプロであれば、将来どの資産のリターンが高くなるのかを当てられるのだろうか。

残念ながら、相場の動きを正しく言い当てることはとても難しいと言われている。

巨額の資金を預かる金融のプロでさえも、「米国株だけ」など、ひとつの資産に賭けるようなハイリスクな投資はしていない。

   ↓↓例えば↓↓

世界最大規模の運用資産を持つ、ノルウェー政府年金基金を見てみよう。

株式、債券、不動産に分けて、世界72カ国・9146銘柄に分散して投資している。

幅広く分散投資することで、資産を安定的に成長させることを狙っている

【世界最大級ファンドは世界中に分散】

ノルウェー政府年金基金の資産配分(2018年9月末)

出典:WealthNavi

「プロであればこれから値上がりする資産を正確に当てられる」のであれば、その資産に集中的に投資するはずだけど、実際にはそのようなことはない。

なぜ「値上がりする資産」を当てられない?

ずっと投資の世界にいるプロでさえも、これから値上がりする資産を当てられないのはなぜか。

それは、「マーケットが“賢い”から」。

マーケットでは多くの投資家が、経済の先行きや他の投資家の動きを予想して先回りしようとしている。

そのマーケットで抜け駆けをすることは、たやすいことではない。

たとえば、これから米国経済の調子がよさそうだと予想したとき、米国株を買うのは当然だと思うかもしれない。

しかし、多くの投資家が同じように考えて購入すると、米国株は値上がりしやすくなる。

ニュースなどを見て「米国株がよさそうだ」と予想したときには、多くの投資家が投資した後で、すでに割高になっており、さらなる値上がりが期待できないかもしれない。

逆に、多くの投資家が値上がりを期待していない資産は、買う人が少なく割安な可能性がある。

ただ、割安な資産の価値が見直されて多くの人が「買いたい」と思うようになり、大きく値上がりすることもある。

マーケットでは、世界中の投資家が少しでも利益を得ようとして、投資している。

資産の価格は、「買いたい」という思惑と、「売りたい」という思惑のバランスで決まる。

専門家の間でも予想が分かれるマーケットで、ひとつの資産が値上がりするか値下がりするかを当てることはとても難しいと言える。

つまり、集中投資でひとつの資産クラスに賭けるのではなく、幅広い分散投資でリスクを抑えながら、長い目で資産を育てていくのが良いと考えられる

世界経済は今後も成長するのか?

では、世界経済は今後も成長するのだろうか。

少し古いデータだが、IMF(国際通貨基金)によれば、2018年に世界経済は3.6%成長した。成長を牽引したのはインドや中国、ASEANなどの新興国で、5~6%台の成長だった。

一方、日本の成長率は、0.8%にとどまった。

世界経済は成長している

世界主要国・地域の経済成長率(2018年)

出典:WealthNavi

世界経済の成長は今後も続くと考えられる。

その前提に立てば、日本だけでなく世界全体に長期投資することは合理的と言える。 

世界最大級ファンドであるノルウェー政府年金基金が世界73カ国約9000銘柄に分散投資しているのも、世界経済が成長するという前提に基づいているからだと考えられる。

結論

特定の地域や国ではなく、世界全体に投資し、長い目で資産を大きく増やすことを目指して、これからもコツコツ『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』を積み立てていこうと思う。

 

なるほどにゃ~ 納得したにゃ

それはよかった(*^^*)

でも猫は、やっぱり米国集中投資を選ぶにゃ

いいと思うよ(^^)

投資に「正解」は

ないと思うからねぇ

っあ、やっぱり、国際分散投資にするにゃ

どっちやねん( ゚Д゚)

 

 

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