投資(お金)の勉強106 【 株の暴落と配当金について】
ジョー 相談があるにゃ
どうしたの(^^)
最近、高配当株への投資を検討しているにゃ
うんうん
実際、株の暴落が起きると配当金はどうなるにゃ?
質問ありがとう(^_-)
それじゃあ今日は
株の暴落と配当金について
ざっくり説明するね!
よろしくたのむにゃ
株の暴落と配当金について
連続増配株なら
本当に底堅い
➡株価が40%下落してても
配当金は1%ちょっと落ちただけ
暴落時のS&P500の株価と配当金
S&P500とは?
アメリカの代表的な
500社の株価指数(インデックス)のこと
リーマンショック時(2008年~2009年)には
株価と配当金は
どのように暴落したのか?
S&P500
株価 :▲50.8%の暴落
配当金:▲17.9%の暴落
1,000万円持っていた人の資産が
500万円になってしまう(T_T)
◆配当金は
株価ほどは下落していない
◆株価の方がダイナミックに
そして感情的に動く
※配当金は「実態経済」「業績」という
裏付けがあって出されるものなので
そちらが壊滅的な影響を受けない限りは
それほど大きく動きません
S&P500以外の指数はどうにゃ?
それじゃあ次にS&P500とは異なる
指数をチェックしてみよう!
暴落時の連続増配株(VIG)の株価と配当金
世の中には
「連続増配株」というものがある
それは、下記のような銘柄
◆コカ・コーラ
57年
◆マクドナルド
44年
◆P&G
63年
※年数は連続増配年数
上記の銘柄は、毎年毎年
もらえる配当金が増えていく
➡日本で30年以上連続増配
している会社は「花王」くらい
「VIG」という投資商品がある
「VIG」とは上記のような
連続増配株を180銘柄ほど
かき集めたETFのこと
・マイクロソフト
・VISA
・P&G
・ウォルマート
・ジョンソンエンドジョンソン
・マクドナルド など
「VIG」は暴落時、どうなるにゃ?
それじゃあ「VIG」の暴落時の
パフォーマンスを確認してみよう(*^^*)
VIGの暴落時のパフォーマンス
株価 :▲39.7%の暴落
配当金:▲1.4%の微減
S&P500よりはダメージが少ない
ちょっとビックリにゃ
連続増配株をかき集めたパッケージでは
大恐慌に耐えきれず減配してしまった銘柄は
それほど多くなかった、ということ
➡株価の方も底堅く(39.7%の下落)
➡S&P500(50.8%の下落)と比較すると
ダメージが少ないことが分かる
つまり
経済全体が不景気でも
堅調な業績を維持できるということ
➡業績を維持できるため
増配を続けられる
➡こういう企業はやはり
「底堅い」ということ
それじゃあ「VIG」をずっと買っていけば安心にゃ?
そんなこともないよ(>_<)
「VIG」を買っていけば安心?
残念ながら世の中に
「ウマい話」というものはなく……
VIG全体の配当利回りは
S&P500よりも低い
※配当利回りは、ざっくり1.7%程度
どうしてにゃ?
超優良連続増配企業は
ただの高配当株とはクラスが違う
◆みんな欲しがるから
株価が高い(上がる)
株価が上がるから
取得価格に対して配当金(利回り)
は少なくなってしまう💦
➡VIGに組み入れられるような
クオリティの銘柄が、高配当株化
している時は大チャンス!
為替にも注意!
1ドル=100円→80円(円高)
になると
ドル建ての配当金は
円ベースで2割減ってしまう
※もちろん逆(円安)もありえる
※外貨のみはリスクがあるということ
日本株の配当金は、暴落時どうなった?
これまでは米国市場を見てきたが
日本株はどうでしょう?
➡米国株ほど
簡単に分析できるツールがないので
ざっくりしたイメージしかチェックできない💦
◆東証一部上場企業の
配当金推移はこの通り↓↓
【配当総額の推移】
◆ポイントは2008年から
2010年への減配幅
◆リーマンショック時には
ざっくり25~30%ほど配当が減っている
◆日本企業の配当政策は相当いい加減で
配当性向30%ぐらいならいいや!
みたいな感じで適当に決まっている
◆日本の企業は
業績が悪化したら減配どころか
業績が伸びているのに
まったく増配しない企業もある
➡日本の会社の株主還元の意識が
著しく低いということ
◆配当金は安定しているから安心?
なんてことにはならない
※最近は多少、株主への意識も
高まってきているが
米国企業以上に
優良増配株を選ぶのが難しい(T_T)
累進配当政策について
最近は「累進配当政策」
というものも目立ってきてる
どういう政策かというと
➡減配しないか(現状維持)
➡増配する
どちらかにするという政策のこと
つまり
「減配しないよ」
ということ
◆三菱商事や三井住友銀行
なんかがこの政策を明示してる
◆もちろん、何年先まで
維持するのか分かりませんが
◆キヤノンなんかもこの方針
配当政策を名言しているわけではないけど
実質的に累進配当政策をとっている
中小型株もある
以下、累進配当の場合のグラフ
(徐々に伸びている)です
【配当の推移】
こんな感じで日本企業は
毎年連続増配はしてないけど
減配しないで、階段のように
踊り場を形成しながら
長期的に続ける、みたいな企業があるので
正直、スクリーニング(選別)が面倒(T_T)
アメリカの会社は素晴らしいにゃ✨
まとめ
暴落時にも安定した配当金を
手にするために必要なこと↓↓
◆配当金は、株価ほどは暴落しない
①暴落相場がくると
株価は40~50%は下落する
②暴落相場がくると
配当金は20~30%ぐらい下落する
③連続増配株なら
配当金はほぼ維持できる
➡銘柄選定を間違えなければ
暴落相場でも枕を高くして眠れる
※当たり前ですが
連続増配株でも
時価総額は大きく毀損する
暴落時にも安定した配当を獲得するためには?
いい加減な配当政策の
企業を選ばないこと
➡このあたりは実績を見るしかない
暴落時にも安定した配当を獲得する方法
①連続増配株に投資する
②累進配当政策の株に投資する
※利益が伸びない企業は増配できない
※配当維持もできない
◆増配できる
=業績が伸びている
◆配当維持できる
=業績が落ち込んでいない
ということ
◆だから高配当の個別株をやるなら
財務分析をうまくやる必要がある
◆財務分析がうまくできない
というひとは、少なくとも
配当金の推移だけでも確認しておく
➡「罠銘柄」を掴むリスクが、グッと減る
もしくは高配当ETFを買う
ETFなら、面倒な企業分析や
銘柄入れ替えを
勝手にやってくれる
◆米国には良いETFがある◆
- HDV
- VYM
- SPYD
- PFF
日本には良い高配当ETFはないにゃ?
日本株は、日経高配当株50ETFがあるけど
中身がいまいちなものが多い(T_T)
なので、個別に拾っていかないといけない
日本に比べて、アメリカは最高にゃ
超優良企業を買い集めて
盤石な家計を作っていきましょう(*^^*)
💙資産運用をお任せしたい人向け💙
💛自分で資産運用したい人向け💛