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投資(お金)の勉強134 【老後の必要資金を貯める方法について(後編)】

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前編に引き続き、後編では

長期間、10年以上使うことがないお金

の運用について勉強するよ(^^)

はーい よろしくにゃ✍

僕の計算では、老後資金は

3,000万円程度必要で

それを70歳までに作るには

30歳から夫婦二人で合わせて

毎月3万円積み立て

年率4.08%(税引き前)

で運用する必要があるよ(^^)

毎月3万円、それならできると思うにゃ

それじゃあ、どうやって年率4.08

のリターンを確保するか、考えてみよう

考えてみるにゃ~

年率4.08%で運用するには?

年率4.08%のリターンを上げるということは、10年で約50%のリターンを上げるということになる。

銀行預金や日本国債による元本割れを避けようとする運用では、達成できない水準である。

達成するためには、元本割れのリスクを取って、投資による運用をせざるをえない。

ただし、元本割れリスクを取るにしても、目標リターンを得るために必要な分だけリスクを取ればいいわけで、必要以上のリスクを取る必要はない。

では、目標リターンを達成するために、何に投資すべきかを検討してみよう。

以下の表は、ハイリスク・ハイリターンのリスク性資産の代表格「先進国株式(為替ヘッジなし)」と、ローリスク・ローリターンの安全資産の代表格「先進国国債(為替ヘッジあり)」の過去の平均リターンを載せたものだ。

出典:楽天証券

それぞれのリターンを見ると、いずれも目標リターンの4.08%を上回っている。

しかし、これは1985年1月からの過去データの数字。

世界経済の成長率は低下しており、このまま低成長が続くとの見方が有力だ。

それを踏まえると、上記のリターンをそのまま前提とするのは、期待値として高すぎると考えられる。

そこで、保守的に考えるために、それぞれの年率リターンの期待値を次のように引き下げたいと思う。

先進国株式(為替ヘッジなし) 

10.29%  → 6.00%

先進国国債(為替ヘッジあり)

 4.10% → 2.00%

そして、この二つを組み合わせた年率リターンの期待値を計算すると、以下のとおりとなる。

出典:楽天証券

計算結果を見ると、先進国株式(為替ヘッジなし)を60%先進国国債(為替ヘッジあり)を40%保有すれば、期待される年率リターンは4.40%になり、目標リターンの4.08%を上回っている。

目標リターンをほぼ4%とみなすと、それぞれ50%ずつの保有でも4%のリターンになることが分かる。

もちろん、これはあくまで過去データをベースにした予測値のため、保証はないが、確率論に基づき、上記のように投資配分を決めるとする。

上記の表を見ると、投資して運用するからといって、全額を株式に投資する必要がないことが分かる。

計算に従うと、大体半分の金額を株式に投資する必要はあるが、残りはローリスク・ローリターンの先進国の国債に「為替変動リスクを避ける(為替ヘッジ)」を付けて投資すればいいということになる。

老後資金を貯めるためのリスク

投資を行えば、元本割れのリスクを負うが、目標の年率4.08%のリターンを達成するチャンスは十分にある。

そして長期投資の場合は、リスクもおさえることができる。

ただし、投資が上手くいかなかった場合もありえる。

そうなった場合は、投資元本を割り込み、必要な老後資金を大幅に下回ってしまい、老後の生活が資金ショートに陥るリスクが高まる。

一方、銀行預金で運用すると、元本割れのリスクを回避する代償として、最初から目標リターンを達成できる見込みはなくなる

今ほぼゼロの預金金利が目標の年率4.08%まで上昇することは期待できない

毎月3万円ずつ貯金しても老後を迎えたときの保有資産は目標の3,000万円を大幅に下回る金額(※予測値は目標の半分1,500万円)にしかならないことが最初から分かっているため、若いときから消費支出をとにかく減らし、少しでも預金残高を増やす努力をする必要がある。

老後の生活水準は、預金残高次第であり、その範囲内でやりくりするしかない。

やりくりできなければ、資金ショートとなる。

投資がセオリーどおりに上手くいけば、老後資金の目標額を確保できそうな半面、失敗すれば、老後の資金ショートの可能性が大幅に高まる戦略」を取るか、「銀行預金で運用し、最初から老後の資金が足りない前提でスタートし、そのリスクを消費抑制による徹底した預金残高の積み上げで時間をかけて削減していく戦略」を取るか、最後は選択の問題となる。

最良を希望せよ、そして最悪に備えよ

英語で次のようなことわざがある。

Hope for the best, and prepare for the worst.

日本語に訳すと「最良を希望せよ、そして最悪に備えよ」という意味だ。

何を最良とするか、何を最悪とするかは、個人個人で異なると思う。

投資が目標リターンを達成できることを最良として期待し、目標リターンを達成できず、投資元本も損失で減ってしまうことを最悪として、それに備えるという人もいるだろう。

最悪に備えるには、「時間分散を図る積立投資で投資をする」、「消費支出を切り詰め、少しでも別に貯金しておく」などの対策が取れると思う。

銀行預金による運用で元本割れしないことを最良として期待し、老後の資金ショートを最悪として、それに備える、という人もいるだろう。

最悪に備えるには、消費支出を少しでも切り詰め、「可能な限り頑張って貯金する」、あるいは老後の生活費を抑制し「資産の目減りを少しでも遅らせる」という対策が考えられる。

老後資金を作る方法に答えはないが、自分自身にとって、何が最良であり、何が最悪であるかを考えてみると、自分に合った資産の作り方が自ずと見えてくる。

なるほど、勉強になったにゃ~

具体的にどのあたりが?

『大体半分の金額を株式に投資する必要はあるけど、残りはローリスク・ローリターンの先進国の国債に「為替変動リスクを避ける(為替ヘッジ)」を付けて投資すればいい』というあたりが

それはよかった(^^)

これで安心して老猫になれるにゃ

勉強は続けようね(^_-)

続けるにゃ✨

 

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