投資(お金)の勉強135 【投資は日本よりも米国がおすすめな理由】
日本とアメリカ、どちらに投資しようか、迷うにゃ💦
おすすめはアメリカだよ(^_-)
どうしてにゃ?? 日本には知っている会社がたくさんあるから安心して投資出来そうにゃ✨
それ、『ホームカントリーバイアス』
って、言うんだよ!!
っえ? 『カントリーマアム』?
ち・が・う・よ
ホームカントリーバイアス!!
簡単に説明すると
投資家が海外投資に慎重になり
自国市場の資産への投資を増やすこと、だよ
なるほどにゃ……
それじゃあ、アメリカが良い理由を説明して欲しいにゃ
OK(^^)/
それじゃあ、解説するね!
よろしくにゃ~
米ナスダックの強さ際立つ(GAFAMがけん引)
2018年以降、米ナスダックの強さが際立っている。
世界的な株安ショックに見舞われた2018年10~12月、2020年2~3月には急落したが、すぐに切り返し、過去最高値を更新し続けている。
【米ナスダック総合指数、NYダウ、上海総合指数、日経平均の動き】
※2017年末~2020年8月31日
出典:楽天証券
ナスダック総合指数が強いのは、GAFAM(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)など、世界のITインフラを支配しているIT大手の構成比が高いことが理由。
コロナ危機を受け、世界中で、第4次産業革命(ITを活用した産業構造の変革)が加速しつつあることから、GAFAMの成長期待が一段と高まっている。
NYダウは、ナスダックと比較すると、高成長が期待されるIT企業の構成比が低い分、ナスダックよりもパフォーマンスは低い。
それでも、日経平均と比較すると、「IT」や「サービス」、「ヘルスケア」などの比率が高く、米国経済の成長にともなって時価総額を拡大させてきた企業が多いと言える。
NYダウも、日経平均や上海総合指数を上回るパフォーマンスとなっている。
米国株が強い3つの理由
2018年以降、米国株が、日本株や中国株より強い理由は、以下の3点。
①貿易戦争のダメージが製造業に集中
日本と中国は、ともに製造業王国。産業構造を見ると製造業の比率が高く、貿易戦争のダメージを受けやすい構造になっている。
米国も製造業だけ見ると、業況悪化が顕著だ。
ところが、米国では早くから製造業の空洞化が進んでおり、既に製造業への依存は小さくなっている。
代わって、「IT」や「ヘルスケア」、「金融」など、「非製造業」の構成比が高くなっている。
経済構造の違いゆえ、貿易戦争のダメージは日中に重く、米国には比較的軽くなっていることが分かる。
②IT大手の力の差が歴然、米企業が世界のITインフラを支配
グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトなど世界のITインフラを支配する米IT大手が高収益を稼ぐ中、日本のIT大手の業績は冴えない。
米IT大手が世界のITインフラを支配して稼いでいるのに対し、日本のIT大手は狭い日本で過当競争に陥り、収益が悪化している例が増えている。
中国には、アリババ、テンセント、バイドゥなど、中国市場を支配して巨大化したIT大手がある。
中国政府が米IT大手の参入を拒絶したおかげで、中国のIT大手が中国市場を独占的に支配して成長してきた。
ただし最近、米トランプ政権が、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」と対話アプリ 「微信(ウィーチャット)」を運営する中国企業(バイトダンスとテンセント)を、安全保障上の理由から、米国から締め出す動きを見せるなど、中国のIT企業の先行きに暗雲が生じている。
③シェール・オイル&ガス革命の恩恵が米国に大きい
米国はかつて、世界最大の原油輸入国だった。
ところが、シェール・オイルの増産が続き、2018年には世界最大の産油国となり、原油を輸出するまでに成長した。
かつて採掘することができなかったシェール層から大量のシェール・オイル、シェール・ガスを産出するようになった効果は大きく、米国経済の競争力を高めた。
この大きな変化を、シェール・オイル&ガス革命と呼ぶ。
2020年に原油価格が急落したが、それでもシェール革命の恩恵は今も続いている。
米ナスダック総合指数と、NYダウの違い
米国のナスダックは、日本のジャスダックや東証マザーズと同様、「新興企業が新規上場する市場」のこと。
ただ、日本と異なり、ナスダックに上場した新興企業は、急成長し、時価総額が大きくなってもそのままナスダックに留まっている。
日本では、ジャスダックや東証マザーズに上場した新興企業は、成長して時価総額が大きく伸び始めると、ことごとく東証一部に移ってしまう。
ところが、ナスダック上場企業は、大きくなっても、日本でいえば東証一部に相当するNYSE(ニューヨーク証券取引所)に移ろうとせず、ナスダックに留まっている。
新興企業がナスダックに上場し、そのままナスダックにとどまるので、NYSEはだんだん相対的にオールド企業が多くなっていく。
NYダウは、もともとNYSE上場の時価総額の大きい30社から構成されるNYSEの指数だったが、ナスダック上場企業を入れないと、新興企業が少ない指数となってしまうので、今はナスダック上場の4社、「マイクロソフト」、「インテル」、「アップル」、「シスコシステムズ」を、ナスダック上場のままNYダウに組み入れている。
日経平均は過去30年でNYダウに大きく劣後
NYダウのパフォーマンスを、日経平均がバブル時の最高値(1989年12月29日の3万8,915円)をつけた時から比較すると、以下の通り、きわめて大きな差がついている。
【日経平均とNYダウの動き比較】
※1989年末~2020年8月末
出典:楽天証券
こうして見ると、NYダウはバブルのように見えるが、そうではないと判断している。
利益を無視して株価だけが上昇していくのがバブルとすると、NYダウはバブルとは言えない。
1株当たりの利益の何倍まで株価が買われているかという指標(PER:株価収益率)で見ると、NYダウは過去よりおおむね13~20倍の範囲で推移してきた。
今、コロナ危機で利益が一時的に落ち込んでいるために、予想PERで20~25倍とやや割高な水準にあるが、コロナ収束後の利益回復を考えると、必ずしも割高とはいえない。
移民流入で人口が増え、IT革命やシェール革命の恩恵を受けて経済が成長し、それに伴って、NYダウは上昇してきたと言える。
NYダウは90年代に大きく上昇、2000年代は足踏み、2010年から再び上昇加速
NYダウに投資すれば「過去30年」いつでも上昇してきたように見えるが、実際はそうではない。
【再掲】日経平均とNYダウの動き比較
※1989年末~2020年8月末
出典:楽天証券
NYダウは、1990年から2000年までの10年間で約4倍に上昇したが、その後10年間は、ITバブル崩壊やリーマンショックがあったため、ほぼ横ばいで推移。
再び上昇が加速するのは2010年以降のこと。
2010年から2020年までの10年で、NYダウは約2.5倍に拡大した。
2010年以降のNYダウを牽引したのは、以下4つの要因
- 米企業が世界のITインフラを支配して高収益を稼ぐ
- シェール・オイル&ガス革命の恩恵大
- トランプ政権が大型の法人減税実施
- 移民パワー。人口増加が継続
近年、米中貿易戦争が、米国経済にも悪影響を及ぼし始めている。
さらに、2020年には、コロナ危機に見舞われ、一時的に米景気が大きく落ち込んだ。
ただし、コロナが収束すれば、世界的に第4次産業革命(AI・IoTなどを使った技術革新)が進む中で、GAFAMを始め、米国のIT系企業の成長が一段と高まると考えられる。
なるほどにゃ~✍
アメリカは最高の投資先にゃ✨
良い企業が日本より多いよ(^^)
どうやってアメリカに投資すればいいにゃ??
おすすめは
『S&P 500』に連動する投資信託だよ!
個別株はどうにゃ??
良いと思うけど
初心者には、ちょっち難しいかな(>_<)
だから
投資信託かETFが良いと思うよ!
ありがとにゃ 今日も勉強になったにゃ✍
どういたしまして(*^^*)
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